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使えるMAGMAメソッド第1章 – とにかく使ってみる

誰でも使えるMAGMAメソッド

使えるMAGMAメソッド第0章 – はじめに

使えるMAGMAメソッド第1章 – とにかく使ってみる

使えるMAGMAメソッド第2章 – MAGMA理論とは

使えるMAGMAメソッド第3章 – 疑問としてのテーマを書く

使えるMAGMAメソッド第4章 – 思考要素の書き出しと観察

使えるMAGMAメソッド第5章 – 結論と文章化までのアウトプット

まずは、とにかくMAGMAメソッドを使ってその力を実感してみましょう。

ここでは、気軽に試すことを目的として、最小限の手順とルールだけを説明します。ですから、人によっては導き出される答えの精度が80点ほどに抑えられてしまうかもしれません。ですが試してみてしっくりこない場合でも、後に正しい使い方を覚えれば、その精度が使うごとに100点へと近づいていきます。

MAGMAメソッドは、勘や手探りで作られたものではありませんし、経験から統計学上に積み上げられた方法論でもありません。また、見えない存在からいきなり授かったオカルト儀式でもありません。

これは、人の個性を内側に受け入れたまま、共通言語のロジックとして人に伝えるというMAGMA論理学に基づいています。ですから、ここで不思議な体験をしても、必要とされれば全て論理的に説明がつくということだけ覚えておいてください。

では、早速始めましょう。

————- この章の要素 ————-
(ここの意味は後で分かりますから飛ばして進んで下さい。)
⑩性格を詳しく知って驚く
⑨最大2名詞の要素を思いつくままに書き出して答えを出す
⑧連想は捨てて、閃きを生み出す
⑦出た要素は必ず活かして、チャートに書き記して進む
⑥3つだけを頭に浮かべる
⑤考えるのをやめて、思い浮かぶのを待つ
④五感から得意なのを使う
③呼吸と合わせて吐き出しながら焦点が合うのを待つ
②12項目を埋めていく
①結論がタイトルになる
⓪原点(ルーツ)を連想から思い出す
———————————————

自分のルーツ(原点)を紐解いてみよう

最初に試す例として、自分の性格についてMAGMAメソッドを使ってみます。自分の性格を的確に表現するのはなかなか難しいですが、ここでは思いもよらぬ答えが出てきてさぞ驚かれることでしょう。

そして、そのような性格となるに至る要因となった、自分のルーツ(原点)も同時に紐解けます。

なお、メソッドを使うときは「考える」ことをやめてください。何かがボヤッと「思い浮かんでくる」のを待って、それがはっきりしたところで書きとます。

メソッド手順の途中では、特に難しいことをしたり考えたりすることはありません。最大3つのことをゆっくり順に読みながら、そこで浮かんだことを順番に書き込んでいくだけです。

————- ここまでの要素 ————-
⑩性格を詳しく知って驚く
⓪原点(ルーツ)を連想から思い出す
⑤考えるのをやめて、思い浮かぶのを待つ
⑥3つだけを頭に浮かべる
———————————————

思いつくままに書いて答えを出す

では早速、メソッドの要となるMAGMAチャートを見てみましょう。

これを、無数にあなたの頭の中にある回路図と思ってください。今はまだ、チャートのつながりや構造の意味を理解する必要はありません。

⑦⑧⑨は⑩につながり、④⑤⑥は⑦につながり、①②③は④につながっています。そして⓪だけがつながらずに、①を指し示しています。

便宜上、見やすくするために色をつけてありますが、実際に使う場合は別に白黒でもかまいません。

ただし、各項目を埋めて行くにあたって、以下のことに注意してください。

  1. あれやこれやと考えて連想するのはやめて、リラックスして閃きが生まれるのを待つこと。
  2. 各項目については、浮かんだことについて最大2名詞までを使った言葉として簡潔にまとめること。
  3. 思い浮かんだことは、飛ばしたり、やめたり、意味を変えたりせず、必ず書くこと。ただし、意味が変わらなければ表現や言葉は変えてもよい。
  4. 想像が好きであれば視覚、歌が好きであれば聴覚、グルメなら味覚など、得意の五感を利用して浮かんだものを最後に言葉にすること。

ルール2の「2名詞」については、例えば、

は名詞が3つとなり多すぎるのでアウトです。ですが、

であれば問題ありません。また、【靴】と【紐】を【靴紐】とまとめてしまって、

としても問題ありません。とにかく今は1項目について使う名詞はふたつ、と軽く考えておいてください。

————- ここまでの要素 ————-
⑧連想は捨てて、閃きを生み出す
⑨最大2名詞の要素を思いつくままに書き出して答えを出す
⑦出た要素は必ず活かして、チャートに書き記して進む
④五感から得意なものを使う
———————————————

テーマを決める

ルールがわかったところで、始めに12項目のうち、問いとなる「テーマ」から埋めましょう。最初に試すテーマは先ほど決めたように、

です。これをチャートの一番上の「テーマ」欄に書き込みます。

呼吸に合わせて浮かんだものを書く

では、残りの⑩から⓪の11項目を埋めていきます。埋める順番は上の⑩から始まり、右から左、上から下へと進み、下の⓪で終わります。すなわち、⑩から⓪まで番号を遡っていきます。

ここからはMAGMAメソッドで使う正式な用語を覚えるために、チャートの「テーマ」以外の⑩から⓪までの項目を「要素」と呼びます。

早速最初の要素として、⑩の欄を埋めてみましょう。

⑩の要素を埋める

まずは、何度か深呼吸して気分を落ち着けてから、4拍子のゆったりとした音楽を想像してください。

その際に、1拍目と2拍目、3拍目に「テーマ」である「私の性格とは?」を、頭の中だけで読みます。もし声を出しても良い環境にいる場合は、そうしてもかまいません。

  1. 拍目)「私の性格とは?」
  2. 拍目)「私の性格とは?」
  3. 拍目)「私の性格とは?」
  4. 拍目)「???????」

そして4拍目には、このように同じ長さの空白の時間を作ります。

この時、1から3拍目は軽く小さく鼻で息を吸い、4拍目の空白で一気に口から吐き出します。

  1. 拍目)「私の性格とは?」(鼻で吸う)
  2. 拍目)「私の性格とは?」(鼻で吸う)
  3. 拍目)「私の性格とは?」(鼻で吸う)
  4. 拍目)「???????」(口で吐く) 

これを何度か繰り返していくうちに、4拍目の空白で何かがぼやっと浮かんできて、あるとき息を吐いたと同時にそれがはっきりします。

それが映像であろうと、匂いであろうと、音、感触であろうと、浮かんだものを大事に扱って、説明したルールのとおり最大2名詞で表現して⑩に書き込みます。

もし、なかなか浮かばない場合は、サランラップの芯ような筒を用意するか、頭に思い浮かべるようにします。

そしてそれを水平にして手に持って、1拍目から3拍目までは右端から「私の性格とは?」と書かれたボールを突っ込んでいく様子を想像します。

それを繰り返して、4拍目息を吐くときに左端からボールが出てくると感じた時、そこに描かれているものを文字に書き起こします。

ここでは、

が浮かんで出たとします。しかしこのように、

そのままだと、名詞がみっつ含まれてしまっているため、ルールに従って名詞をふたつに減らしつつ、意味は変えずにそのままで、短く分かりやすくまとめます。

これを、⑩に書き込みます。

⑨〜①の要素を埋める

次に⑨ですが、ここから先はほんの少しだけ出し方が変わります。

1拍目と2拍目は「テーマ」である「私の性格とは?」のままですが、3拍目に先ほど出た⑩の要素「初対面でも明るく物おじしない」を頭の中で、もしくは口に出して読みます。

  1. 拍目)「私の性格とは????????」(鼻で小さく吸う)
  2. 拍目)「私の性格とは????????」(鼻で小さく吸う)
  3. 拍目)「初対面でも明るく物おじしない」(鼻で小さく吸う)
  4. 拍目)「??????????????」(口で大きく吐く) 

必然的に、1拍あたりの時間が長くなりますが、テンポを落として落ち着いて進めます。そして⑩を出した時と同様に、これを繰り返して4拍目に浮かんだことを大事にします。ここでは、

が浮かんだとします。これを2名詞までの表現にまとめて、⑨に書き込みます。

次に⑧ですが、これを出すためには⑨のときと同様に、直前に出た要素を3拍目で読みます。

  1. 拍目)「私の性格とは???????????????」(鼻で小さく吸う)
  2. 拍目)「私の性格とは???????????????」(鼻で小さく吸う)
  3. 拍目)「美味しいものを食べているだけでご機嫌が治る」(鼻で小さく吸う)
  4. 拍目)「?????????????????????」(口で大きく吐く) 

このとき、それ以外の要素は一旦忘れて見ないようにします。⑧を埋めるときは、「テーマ」と⑨だけを使い、⑩のことは考えないようにする、もしくは見えないように伏せるのもよいでしょう。

後は、これを⑦から①まで繰り返します。必ず、「テーマ」と直前に出た要素ひとつのみを使って、次の要素を出します。

ここでは、⑩から①までこのような要素が出揃ったとしましょう。

⓪の要素を埋める

最後に、⓪だけは要素の導き出し方が変わります。⓪はこの「テーマ」におけるあなたのルーツ(原点)となり、これまでとは少し性格が異なるからです。

⑩から①までは、連想して考えずに思い浮かべるだけでしたが、⓪を出すときだけは連想を使います。

まず、「テーマ」から始まり、⑩⑨…②①と出た順に、全ての12項目を読むことを3回繰り返します。

次に、「テーマ」と最後に出た①の要素だけを見ます。

そして、このように自分に問いかけてみます。

「『私の性格は?』と考えて、」

  1. 拍目)「『私の性格は?』と考えて、、、、、、」(鼻で小さく吸う)
  2. 拍目)「『好き嫌いがはっきりしてる』のは、、」(鼻で小さく吸う)
  3. 拍目)「過去にどんなことがあったからだっけ?」(鼻で小さく吸う)
  4. 拍目)「??????????????????」(口で大きく吐く) 

そう考えながら、ゆっくりとしたリズムに合わせて鼻から3度息を吸って、口から吐き出します。

それを繰り返していると、4拍めの空白「???」に来た時に、頭の中で「こんなこともあったな。」、「いや、あんなこともあったぞ?」と息を吐くたびに過去の記憶を順に遡っていきます。

そうやって次々と記憶を過去に向かって連想していると、必ずハッとして、「あ、そうだ!」といきなり思い浮かぶことが大きく膨らんで、明るくはっきりしたところで考えが止まります。

ここでは、

が浮かんだとします。それを、ルールに従って2名詞までで表現して⓪に書き込みます。

もし、⓪がなかなか浮かんでこない場合でも焦らず落ち着いてください。ルーツは、思いもよらない幼少期などに潜んでいるかもしれません。実は思い浮かばなくなった直前に考えていたことがルーツだったりします。

もし、どうしても⓪が出にくいなと思った場合は、「テーマ」と⑩⑥①を使ったやり方を試してみましょう。

それを、また4拍子のゆったりとしたリズムに合わせますが、

  1. 拍目)「テーマ」(鼻で小さく吸う)
  2. 拍目)「⑩、、」(鼻で小さく吸う)
  3. 拍目)「⑥、、」(鼻で小さく吸う)
  4. 拍目)「①、、」(鼻で小さく吸う)
  5. 拍目)「???」(口でゆっくりと吐く) 
  6. 拍目)「???」(↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓) 
  7. 拍目)「???」(↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓) 
  8. 拍目)「???」(↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓) 

として空白の「?」を連続4回使い、⑩〜①の要素を出した時と同じやり方で、連想では無く思い浮かべるように出すこともできますのでそちらもぜひお試しください。

このときは、5拍目から8拍目の要素出しのところで、4拍分をかけてゆっくりと口から息を吐きながら、どんどん過去に遡って行きましょう。そして明るくはっきりとした記憶が浮かんで止まれば、それが⓪の要素となります。

慣れるまではとにかく、焦らずゆっくりと要素が浮かぶのを待ちましょう。数をこなすうちに、要素を書くスピードは日々早まってきます。

さて、これで12項目が揃い、全ての要素が埋まりました。

MAGMAチャートがこのように完成しました。

実はもうこの時点で、「テーマ」に対する答えが出ています。

④⑤の結論がタイトルになる

実は、「テーマ」に対する答えは、④と⑤に出ます。

ずばり、この④と⑤が結論なのです。

もしあなたが「私の性格とは?」という「テーマ」の本を書くとしたら、この⑤と④がそれぞれ「タイトル」と「サブタイトル」になります。

ふだん「テーマ」と「結論(タイトル)」を混同しがちですが、「テーマ」はあくまでも「結論(タイトル)」を導き出すための「問い」です。

ですから、人に自分の性格について説明をする場合には、もし最小で済ませるのであれば、

と⑤の要素だけになります。もしこれをもう少し豊かに話したい場合は、④⑤の順で並べて自然な文章にするだけです。

なぜ④と⑤が必ずサブタイトルとタイトルという結論になるのかを知りたい場合は、使い方を覚えた後に、次章以降に詳しい説明があります。

出た要素を分析してみよう

出た要素は、チャートを縦の列に割ると3種類に分類されます。

「姿」の要素

⑩⑨⑥③は「姿」の要素です。

ここには、もし他人に指摘されたとしても抵抗感があるような、誰にでもわかる当たり前の要素が出ています。

自分が普段から強く求めることが出ていますから、他人にも伝わりやすく、そして読まれやすいのです。

「動き」の要素

⑧⑤②は「動き」の要素です。

ここには、「姿」に至るまでの豊かな行動の記憶が出ていますが、他人に指摘されても「姿」ほどの抵抗感はないにしても、「それはそうだよね」と納得するような「経験」が表れます。

経験の豊かさが表れるということは、癖や特徴が改めて読み取れるということになります。

「方向性」の要素

⑦④①⓪は「方向性」の要素です。

ここには、他人どころか自分でも気づきにくいような、自分の行動の向きを決める言わば角度、方針が出ます。言わば「方向性」は「自分の真理」、「自分のルール」であると言えます。

気をつけねばならないのは、この「方向性」の要素を自分でわからないうちに他人に悟られて利用されると、考えを誘導されてしまう危険性があることです。

なぜなら、「方向性」とは意識せずに自分が守っているルールですから、他人にそれに基づいた「動き」を促されても、無意識に従ってしまい、結果的には狙った「姿」に誘導されてしまうからです。

ですから、MAGMAメソッドを使って自分の「方向性」を知っておくことは、他人による思考の操作から自分を守るためにも良い防衛策となります。

この要素の分類に関しても、のちにもっと詳しく説明します。

未来・過去・現在

次に、チャートの要素を横に割ると、時間軸で分かれます。

⑩⑨⑧⑦の要素には、未来に向かって考えていることが出ます。

ここには過去の「二度と繰り返したくない失敗体験」、「再び繰り返したい、もしくは、どうにか叶えたい成功願望」が表れます。

⑥⑤④の要素には、現在について考えていることが出ます。

ここには現在この「私の性格とは?」というテーマにおいて、現実的にどうとらえているのかが表れます。

③②①⓪の要素には、過去の経験について思うところが出ます。

ここには、テーマにおいて、過去どのようなでき事があって現在に至っているのかという自分の歴史が表れます。

注意すべき点は、頭の中では自由に未来や過去に行ったり来たりできるということです。

ですから、ここでいう未来・現在・過去とは、あくまでも今考えている「テーマ」に置いて、どこを中心の「現在」として、その前後を「過去」と「未来」にするか、という相対的なものですから、決して実世界での時間帯をさしているとは限りません。

このことについてさらに詳しく学びたい場合は、のちに詳しく説明しています。

書き出すだけでスッキリ

MAGMAメソッドは頭の中のロジック(論理)をそのまま出力するため、たとえどのような変な要素が出ようとも、そこに嘘や偽りはありません。それがあなたの頭の中に存在していることなのですから。

ですから、それらを出力するだけでも、自分のことを客観的に理解して、スッキリします。

もし出た要素の中に違和感がある場合は、自動的にそのロジックを頭が修正しますから、もう一度書き出せば結果的により改善された要素に入れ替わります。

ですから、MAGMAメソッドを使っていてその結果にモヤモヤする場合は、同じテーマでメソッドの手順を繰り返せば良いのです。

悩みごとを解消するには?

もし様々な悩みごとを解消したい場合は、「テーマ」にそのまま悩みの解消を問うだけです。

例えば、

のように書きます。

ここで気づいたかもしれませんが、ひとつめとふたつめは「関係をよくする」や「よい点数を取る」ではなく「関係を最もよくする」と「最大の点数を取る」となっています。

そこには重要な秘密が隠されていますから、この機会に「テーマ」を書くための簡単なルールを覚えておきましょう。

ひとつめは、今は原理を学ぶ必要がありませんが、「よくする」、「改善する」、「バランスを取る」というような、複数回実行した結果が出ないと比較できないような問いについてです。それを自分に問いかけると、まともな答えが出るどころか、毎回ブレて役に立たない案ばかりが出てきます。人はそれほど、普段から無駄な問いを自分に投げかけ続けています。

ふたつめとして、「テーマ」に「〜の悩み事を解決するには?」と「解決」という言葉を使うことも絶対にやめましょう。とにかく頭に「解決」と浮かんだら、今は「解消」という言葉に置き換えるようにしてください。その理由ものちに詳しく学んでいきますが、簡単に説明するとすれば、問題はなくすものではなく、最も小さくすべきものだからです。

みっつめは、「完全表現」です。一見「完璧」などの表現はモチベーションが上がりそうに思えますが、成功しなかったときの反動がとてつもなく大きくなります。ですから、そういった言葉が出た場合は、「〜に限りなく近づく」とすると最大のモチベーションを保ったまま思考が働きます。

とにかく、このように結果が出ないと分からない比較の表現を「最も」といったような最大級のことばに書き換えてからメソッドを使ってください。そして、「解決」したい場合でも「解消」という言葉に置き換え、「完全表現」には「〜限りなく近づく」を足します。

日常のメソッドを使わないような考えごとに対しても、だまされたと思ってこのみっつを守るよう心がけてみてください。驚くほど思考の回転が速くなり、悩みの解消速度は何百倍も速くなります。

結論(タイトル)が解消策になる

いったん問題を解消するための問いを「テーマ」に設定すれば、あとはMAGMAメソッドを使うだけで④、⑤に現在において最良の解消策が出ます。

もしその答えに納得いかない場合は、繰り返し同じ「テーマ」でメソッドを使って要素を書き出すだけで、日々悩んでいる問題の9割は小さく小さく、気にならないレベルにまで解消していきます。

コツとしては、とにかく呼吸に合わせて、落ち着いてゆっくりと、記憶の要素が浮かぶことに焦点が合うのを待つことです。⓪以外の要素については、とにかく考えることをやめて、ゆったりと何かが思い浮かぶのを待ちましょう。

さて、ここまでの手順で出てきた要素や結論にも驚かれたことでしょうが、ここから先にさらなる感動が待っています。それが、MAGMAメソッドの醍醐味です。

————- ここまでの要素 ————-
②12項目を埋めていく
③呼吸と合わせて吐き出しながら焦点が合うのを待つ
①結論がタイトルになる
⑤考えるのをやめて、思い浮かぶのを待つ
———————————————

全要素を文章で表現する

自分が出した11の要素は、最も簡単に3段落の文章にすることができます。決まった順番で要素を並べて、その順に繋ぐだけで実に簡単です。実際に試してみましょう。

まとめ(概要)

⑩⓪⑤⑥の順で要素を並べて文章化すると、「テーマ」に関するまとめが出ます。

これらを文章化してみます。

「私は、初対面でも明るく物おじしませんが、第一印象で合わない人とはいつも相性が悪いようです。普段は、小さいミスは笑顔で乗り切って、楽しいことにすぐ飛びつくタイプです。」

このように、要素の順番さえ変えなければ、表現を変えて自然とつなぐのは構いません。しかし、要素の意味を変えたり、ひとつも飛ばしたりしてはいけません。

また、ここには文章の数は決まっていません。自分が自然に感じるところで区切れば、およそ2〜3文に収まるでしょう。

文章を書くコツとしては、要素の「未来・現在・過去」を意識することです。そうすると、自分の頭の中の時間軸を利用して、時間の旅を行き来するような豊かな文章にまとまりやすくなります。

上で書いた文章にはてはめてみると、

「私は、(【未来】初対面でも明るく物おじしません)が、(【過去】第一印象で合わない人とはいつも相性が悪い)ようです。普段は、(【現在】小さいミスは笑顔で乗り切って)、(【現在】楽しいことにすぐ飛びつくタイプ)です。」

うまく時系列を利用できているのがわかります。しかし、最初のうちは時系列も気にせず、とにかく要素の順番を守って文章化をしてみてください。

未来に向けた方向性(方針)

⑧⑨⑦④の順で要素を並べて文章化すると、どのような豊かな未来を描いて、どのようにしていきたいかという方向性が示されます。

これらを文章化してみます。

「怒ったとしてもなかなか表に出せないのですが、美味しいものを食べているだけでご機嫌が治ってしまう、遠慮がちなポジティブ派で、実はエモい話には涙もろいんです。」

こちらも、できれば時系列を意識して書きましょう。

過去の経験に基づく今の動き(注意点)

②③①⑤の順で要素を並べて文章化すると、自分の過去の豊かな経験に基づいて、現在どのような行動を取りたいのか、もしくは取るべきなのかが表れます。

これらを文章化してみます。

「よく忘れ物をするくせに意外と頑固で、好き嫌いがはっきりしています。とにかく辛いことは笑顔で乗り切ります。」

こちらも同様に、できれば時系列を意識して書きましょう。

⑤の要素はそのまま使ってもよかったのですが、1段落目の「まとめ」内の⑤とも重複する要素ですので、都合よく表現を変えてみました。このように、どのような表現を持って文章化するかにあなたの個性が表れます。

このように、MAGMAメソッドで出た要素を文章化する場合は、このMAGMAマトリックスを使います。

実際に例で出したタイトルと11の要素を書き入れて見てみましょう。

これを、要素の順番を一切変えずに3段落の文章にするだけで、MAGMAメソッド初歩のアウトプット作業は完了です。

文章の完成

実際に3段落をまとめて、ひとつの読み物として見てみましょう。

タイトルには、ここでは④⑤の結論を使いますが、短いものを好む場合は⑤だけにするのもよいですし、意味を変えずに使う言葉を変えるのもよいでしょう。

『エモい話には涙もろくて、小さいミスは笑顔で乗り切る』

私は、初対面でも明るく物おじしませんが、第一印象で合わない人とはいつも相性が悪いようです。普段は、小さいミスは笑顔で乗り切って、楽しいことにすぐ飛びつくタイプです。

怒ったとしてもなかなか表に出せないのですが、美味しいものを食べているだけでご機嫌が治ってしまう、遠慮がちなポジティブ派で、実はエモい話には涙もろいんです。

よく忘れ物をするくせに意外と頑固で、好き嫌いがはっきりしています。とにかく辛いことは笑顔で乗り切ります。

どうでしょうか?ちゃんと意味が通じる立派な文章になりましたよね?

もし、「テーマ」に「〜の問題を解消するには?」といったような悩みごとを入れた場合でも、しっかりとそれを解消する方法が3段落の文章としてアウトプットされます。

何にでも使えるMAGMAメソッド

さて、最初の例としては自分の性格を書いてみましたが、MAGMAメソッドは基本テーマに問いを入れれば頭の中の何でもロジックとして出して文章化できます。

ですから、以下のようなことが簡単にできてしまいます。

ですから、MAGMAメソッドは以下のようなあらゆる用途に使えます。

統計学や他人の経験に基づいたメソッドやノウハウ、テクニックでは、相性がぴったりと合わない限り、あなたの頭の中は80%までの精度でしか出力できません。

しかし、人の個性は内側にあるものとして大切に扱うMAGMA論理学から生まれたMAGMAメソッドは、正しく使えばあらゆることが98%以上の精度で出力されます。

そして、出た要素を決まった順番で並べて文章にするだけで、自分に対しても、そして他人に対しても最も伝わるメッセージとしてできあがります。

さらには、今まで学んだようなテクニックも無駄にはなりません。アウトプットされた要素を文章化する際にフルに活用すればよいのですから。

何文字にでも伸ばせる

もし、レポートや企画書として1万字を書け、と言われてもMAGMAメソッドでは何の苦労もいりません。

例えば「私の性格とは?」の例で、

の部分が自分のもっとも豊かなところで、「もっと内容を膨らませられるな」と感じたとしましょう。その場合は、

と、その部分だけを切り出してMAGMAメソッドを使えば、その部分が11倍に伸びます。それを元あった場所の④と入れ替えてはめ込めば、1回のメソッドだけで文章が2倍に伸びます。

1回のメソッドで1,000字しか書けないのに、やむを得ず1万字を書くことを強いられている場合は、⑩から⓪の各要素についてもう一度ずつMAGMAメソッドを使うことによって、文章の内容を薄めることなくそれだけで長さを約10倍に伸ばすことができます。

これを繰り返すだけで、段落の並べ替えを気にすることなしに、話の筋を曲げたり崩したりすることなしに、好きなだけ文章量を増やせるというシンプルな仕組みです。

のちに詳しく説明しますが、要素はひとつでも順番を変えてしまったり、飛ばしてしまったりすると、伝える力が半減どころか、何千分の1にも弱まってしまうので、ここまでの内容に疑念を抱いている場合はいろいろと試してみてください。このMAGMAマトリックスの順番が最大の「伝える力」を持っていることがわかります。

最大の伝える力

MAMGAメソッドを使って書いた文章は、あなたの知識が足らなくとも、言葉の意味を間違って覚えていようとも、それもあなたの個性として受け入れたままに、「筋の通った」最も伝わるメッセージとしてできあがります。

今まで他で学んできたテクニックで文章化を書いたとしても、読んだり聞いたりする相手に悪意があれば隙を突かれて筋を断ち切られ、メッセージ力を弱められてしまいます。

しかしMAGMAメソッドを使えば、悪意のある相手が揚げ足を取ろうとすればするほど、あなたのメッセージの筋が断ち切れるどころか、ますます浮き彫りになります。

すなわち、MAGMAメソッドで作った文章を公開すれば、その内容の筋を劣化させること無く広めることができます。もしアンチが現れれば、あなたの話の筋道をはっきりさせる役割を担ってくれることでしょう。

どこで読むのを辞めても最大限伝わる

人の集中力というのは様々で、読んだり聞いたりするのに、意識を向けようと努力しても集中が30秒も持たないような方がたくさんいらっしゃいます。

しかしMAGMAメソッドが作った文章は、最低限でも結論である④サブタイトルと⑤タイトルを見せれば8割のことは伝わります。

できればそれに加えて⑩⓪⑤⑥の「まとめ」さえ見聞きしてもらえれば、あとはどこで相手の集中力が途切れようとも、話の途中でその場からいなくなろうとも、最大限のメッセージが個性豊かに伝わるように作られています。

試しに例として作った文章をもう一度読み始めて、好きなところで止めてみてください。どこで止めても違和感がないのがわかります。

そしてもし最後まで読んで、聞いてもらえた場合には、自動的にそして結果的に起承転結のある話が相手に伝わっています。

日々使えば閃きスイッチが入る

さて、このMAGMAメソッドを使えば、あらゆる問題は最小限の時間で解消し、あらゆるアウトプットは自己完結し、使えば使うほど頭がクリアになって、普段の勉強や仕事といった作業が日を追うごとに楽になります。

なにより自分の実力を最大限に活用できますから、役に立たないアドバイスを求めて他人に相談するといったような、結果として時間を無駄にすることが日々減っていきます。

9割の悩みごとについては、自分の中にそれを解消する能力が誰にでも秘められているのですから。

それどころか、もともとMAGMAメソッドは「閃きの原理」を紐解いたMAGMA論理学から作られています。ですから使っているだけで日を追うごとに勘が鋭くなってきて、MAGMAチャートを思い起こすだけで解消策が閃いたりといったような不思議なできごとを、この先に数多く体験することになるでしょう。

それが、人間が本来持っている素晴らしい「閃きの力」です。

これから、MAGMAメソッドの正しい使い方を学んでいくコツとしては、

が挙げられます。

とくに結論が分かったからと言って途中の④でメソッドを辞めてしまうと、自分の中でロジックが固まらないので、全ての作業が無駄になってしまいますから注意してください。世の中、勘で端折ってしまっては論理的に駄目なこともあるのです。

どんどん答えを出してみる

では、練習として実際に以下のテーマでMAGMAメソッドを使ってみましょう。

  1. 「私の好きな人やものとは?」
  2. 「私の嫌いな人やものとは?」
  3. 「私が人に知られたくない秘密とは?」
  4. 「私の強みや弱みとは?」
  5. 「私が叶えたい夢とは?」

この5つのテーマについて順にMAGMAメソッドを使うだけで、自分が求める未来の姿がはっきり認識できるようにしてあります。

最後には、思いもよらない驚きが待っていることでしょう。そして、それがあなたの真実であり、最大の引力を感じる相手である未来の自分です。

そのあとは、自由に自分への問いかけを「テーマ」にして、いろいろと試してみてから結果を吟味してください。そうすれば、自分自身への理解が驚くほど深まることでしょう。慣れてくれば、メソッド1回あたりに15分も必要なくなり、思考速度がみるみるうちに加速していきます。

そして面白い結果が出た場合は、ぜひTwitterで私 @magmamethods 宛にテーマと11要素を共有してください。ほんの少しまとめるだけで、ひとつのテーマについてのメソッド結果を140文字で表現できてしまうほど、MAGMAメソッドは強力です。

ここまで来ればもうお分かりかと思われますが、ところどころに現れる「要素」の部分は、私が本書を書くために実際にMAGMAメソッドを使って出したものです。

MAGMAメソッドについてさらに理解を深めて精度を高めたい、さらにはもっと高い効率で普段すべきことを短時間で済ませて、楽しむための余暇の時間を伸ばしたいと感じた方は、ぜひ次の章以降へと進んでください。

そうすれば、ここでは触れなかった4段落目となる「⑦①④⑩夢の叶え方」の意味や使い方もわかりますし、更に自分の自由時間、すなわち余暇を伸ばすための秘密も知ることができます。この先には、まだ自分の中に隠されたままでいる、さらなる驚きと感動が待っています。

ようこそ、MAGMA論理学の入り口へ。

————- ここまでの要素 ————-
⑦出た要素は必ず活かして、チャートに書き記して進む
①結論がタイトルになる
④五感から得意なのを使う
⑩性格を詳しく知って驚く
———————————————

誰でも使えるMAGMAメソッド

使えるMAGMAメソッド第0章 – はじめに 使えるMAGMAメソッド第2章 – MAGMA理論とは
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