MAGMAメソッドでは、第1編、第2編を通して、人間の「悩み」や「迷い」の解消をしてきました。
その際に、あえて触れてこなかったものが「惑わされる」という概念です。この先は、上級者向けとなるため、つまらないと感じた方は今日の記事は飛ばして下さい。
しかしこれをここで説明して置くことによって、MAGMAメソッドを活用して行く中で更に「混乱」の機会が減ることでしょう。
「惑う」とは、「混乱ロジック」と違って、<ロジック>の<果>に満足が行かないからではなく、その<果>に満足が行っており、且つ<ロジック>自体にも何の問題が無いと見せかけて、結果そこに隠れた欠陥がある場合にのみ発動する別のロジックです。
自分のロジックを完全に理解した場合にのみ、この説明自体が強い「惑い」が生じさせるため、あえて本編には書かなかったと言うことです。言い換えれば、もしこれを読んでもあまり惑いを感じられない場合は、幸いあなたはまだMAGMAメソッドを完全にマスターしていないという事になります。
- <←因:「考えるを求める」←>
- <←ロジック「惑い」←>
- <←「自分の疑いを求める」←「自分の疑いを避ける」←>
- <←果「考えるを求める」←>
これが<混乱ロジック>と違い恐ろしい点は、この後に<ロジック>が連続をしないにも関わらず、何故か自分の頭の中にどんどん疑問符が溜まっていくという事です。
「信用しない」ではなく「疑う」という行為は、極めて生き物として新しい反応です。動物に「疑い」が見える時は、それは「恐れ」です。その自分への疑いが本来の要素データと自分の感覚との矛盾を生み、本能と頭での揺らぎが大きくなりすぎて、「混乱ロジック」とは別の種類の「惑う」という混乱を発生させます。
この「惑い」のロジックが一回動くと、自分の持つロジックの頭で感じる信頼性が一気に下がることになります。それが回復するには、本能と頭の調和が取れるまでにかなりの時間を要します。
では、何故こんなことが起こりえるのでしょう。それは、他人や自分があなたに向けて、信用ならないことをした時に起こります。それが、元あった信頼との差が多いほど、自分が混乱する時間が長くなります。
言わば、「惑い」とはMAGMAロジックで説明してきた人間に元から組み込まれていたロジックとは違う、唯一の「バグ」にあたる物であると言えます。
これは、普段自分のロジックを理解していてなければ、それほど大きな支障を来しませんが、人にひどくだまされたり、一気に自分への自信を失ったりした時に発生する混乱と似ています。
しかし、この偶然の副産物は、逆手に取ると一気に自分の味方になります。
ここまで読むと既に「惑わされている」ように感じられていると思われていることでしょうが、以下の手法で一気に「惑い」を解消することが出来ます。
- <因:「もう一度考えるを求める」>
- <ロジック「惑い」>
- <「疑いを求める」「疑いを避ける」>
- <果「もう一度考えるを求める」>
人間以外の動物は、全ての行動が実は断続的です。2回するという概念がありますが、もう一度するという概念を、2回するということで擬似的にカバーしているだけです。
もう1度する、というのは、同じ事を2回繰り返すのでは無く、一旦諦めてしまった事を2度目試す行為です。その場で時間が行ったり来たりするのです。実際「繰り返して下さい」と言われれば何の違和感もありませんが、「もう一度して下さい」と言われるとそこに陰を感じるのはそのせいです。
ここで「惑い」のロジックに「混乱ロジック」を止めても止まらなかった<因>の要素に「もう一度」を足して入れるだけで、面白いようにピタリと「惑い」の混乱が止まります。
ここでは、必ず学んだ方法でプロセスを全て確認して下さい。例えば、お金が信じられなくなってお金に「惑い」を感じている例を書いてみます。
- < 因:←「もう一回お金を求める」←>
- <ロジック「惑い」:←「疑いを求める」←「疑いを避ける」←>
- <因果:←「疑いを求める」←「疑いを避ける」←>
- <評価:←「もう一回お金を求めるに変換する」←>
- <因果:←「もう一回お金を求める」←「もう一回お金を求める」←>
- <統合:←裏「もう一回お金を求める」←>
- <逆転:←「もう一回お金を求めるに入れ替える」←>
- < 果:←「もう一回お金を求める」←>
そうすると、人間のロジック的には元々の信用とは全く関係が無く、自分に起こっていた疑いが、ピタリと止まります。
そもそも入力されていた要素とは違うのに、何故これが止まるのでしょうか?それは、この「もう一回」という接頭語が付いた全く新しい複合要素もしくは単一要素が、「惑い」の原因となっていた要素を、時系列的に上書きするからです。
実は、「もう一回」というのは、複合要素で学んだ「〜まで」とは違い本来は要素としては成り立たない接頭語なのです。
それをあえて付けて通すことによって、自分の中に巣くった「惑い」の原因となった「謎の疑い」を呪縛から解放します。「もう一回」は勝手に別のロジックとして評価され、元の<因>と評価され、頭にエコーしていた「?」を相殺します。
なお、この「惑い」は通常の「疑う」とは全く違います。普通疑いはしても、「疑いを求める」ことはしないからです。
通常のこの「惑い」はそこまで悪さをしませんが、自分のロジックを具現化して考えれば考えるほど、そこに問題の原因が見つからない場合に強く作用して発生します。
すなわち、この記事は、MAGMAメソッドをマスターした人のみに対して発生する問題と、それに対して有効なテクニックです。
私が今まで見つけたMAGMAロジックの弊害は、この1つぐらいです。
これから先は、これを読んで惑うかどうかを見て、MAGMAロジックマスターになれたかどうかをテストすることにしようと思います。